「ハマってるモノコト」
今、あなたが熱中している、ハマってるモノやコト、
ジャンルは問いません。どんどん応募してくださいね!
全国からたくさんのご応募ありがとうございました。
多くの雑誌や広告の撮影を担当し日本航空、Docomo、
カネボウ、VISA、
UHA味覚糖、久光製薬、FM大阪、
三菱地所、三菱石油、三菱ホーム、
KOSE、ロート製薬、
タカラ、ワコールなど大手企業の広告の撮影を担当。
芸能人の写真集やフォトエッセイなども手がける。
福島県白河市生まれ。日本大学文理学部心理学科卒業、
東京ビジュアル
アーツ専門学校写真学科卒業、
日本カメラ編集部にて勤務。
高校時代にフィルムカメラを手にし、祖父の闘病を
きっかけに作家活動
を始める。
私家版写真集・小冊子を多数出版。
主な写真集に『エリコの爪切り』(GRAF Publishers)、
『がらんどうがあった。2』(蜘蛛の糸)など。
個展・グループ展多数。
・グランプリ賞・・・1名
・準グランプリ賞・・・2名
・TVA特別賞・・・3名
ZIGEN 氏
分解されたカメラの機械としての美しさが見えて良いです。モノクロに仕上げたことも撮影意図に合っていると思います。もう少し被写界深度を深くして(絞りの値を大きくして)メーカーロゴからカメラ本体の機械部分までピントを合わした方がより力強い仕上がりになったと思います。
圓谷真唯 氏
キヤノネットQL19!今から55年も昔のカメラですね。お家にあったものなのか、中古やジャンクを買ったのか…想像すると楽しいです。今回モノクロの作品があまりなかったのですが、古いカメラのレトロでメカニカルな魅力をモノクロで表現されていて、カメラやレンズを照らす自然光も綺麗です。
ZIGEN 氏
鳥のクチバシの先にはしっかりと捕獲した魚が咥えられ、鳥の羽ばたき、そして水面の水は跳ね上がりと 絶妙なシャッターチャンスですね。現在のカメラのテクノロジーとストロボ光を見事に使いこなし一瞬を捉えた技量はお見事です。
圓谷真唯 氏
カワセミですかね、羽や水しぶきを望遠レンズで綺麗にとらえていて、技術力の高さを感じます!欲を言えばくりっとした目が見えてたら…と思ってしまいますが、高校生でここまで撮れるのは素晴らしいと思います。これからもどんどん腕を磨いていってください!
ZIGEN 氏
どっしりとした鳥居を手前に持ってきてしっかりと構図を作った中に走る電車をわざとぶらせ、またちょうど真ん中の位置のカットを選んでいて、静と動がうまく表現されています。電車の赤いライン、旗の赤色、と周りの木や草の緑色の配色のバランスも良い結果をもたらしたと思います。
圓谷真唯 氏
鳥居の正面に踏切があるという立地、線路の両側に幟も立っていて、考えてみると不思議な光景ですね。なんだか「電脳コイル」というアニメを想像してしまいました。低速シャッターでブレた電車が颯爽と走っている姿が想像できます。
ZIGEN 氏
スノーボードの室内練習場でしょうか、雪や空といった普通は自然が背景にあるところに木やコンクリート壁、絵に描かれた星や月があり、その違和感とのマッチングが面白いです。光の明暗さをもう少しコントロールして被写体に目が行くような仕上げができるとさらに迫力が増したと思います。
圓谷真唯 氏
スケートボードでなくて、スノーボード。(詳しくないのですが)屋内のハーフパイプのような壁なのでしょうか。ストロボ1灯で、ポージングや板がバシッと止まっていて、格好いい1枚に仕上がっています。スケートボードやスノーボードといったストリートと写真の文化は今もどんどんブラッシュアップされていると感じるので、今の感性を磨いて突き進んでいってほしいです。
ZIGEN 氏
人物撮影では作者と被写体が作り出す。緊張や和みがそのまま表情や動作に現れます。リラックスして自然な笑顔を捉えていて良いです。少し濁りを感じる仕上がりになっているのですが、もし意図的でないのなら仕上げのトーンを上手く調整できるようになるともう少しすっきりした仕上げになると考えます。
圓谷真唯 氏
人を撮る、というのはシンプルなようで簡単なことでないと思っています。被写体の女性と撮影者との間柄は、友人なのか家族なのか、はたまたその日に会った他人なのかはわかりませんが、写真を見る人が勝手に想像してOK、というのも写真の面白さ。不意の表情や身振りが捉えきれる”人を撮る力”を、いろいろな形でこれからも磨いていってほしいです。
ZIGEN 氏
普段の何気ない一瞬にカメラを向けるとフレームの中で今迄見ていた物とはまた違う形で視覚化される。パッケージの文字やデザインがその内容や意味を超えて色、形、物、事として写真として記録され、それはまた自分の趣味嗜好や感情までも記録される。何十年後かにもしこの写真を見返した時、作者は一瞬にしてこの時記録されたときに戻ることができるでしょう。
圓谷真唯 氏
沖縄の名産のブルーシールアイス、実は食べたことがないです。恵比寿ガーデンプレイスにある、東京都写真美術館への道中にもお店がありますが、気になりつつも未経験。背景から察するに、冷凍庫の中でしょうか。冷凍庫を開けてこれだけ好きなものが入っている嬉しい気持ちを想像すると、微笑ましい気持ちになります。
ZIGEN 氏
斜めに切り取られ白と黒に分けられた構図が面白いです。個人の好みはあるでしょうが、もう少しコントラストを下げて暗部が潰れないようにデリケートな階調で仕上げた方が深みを増すと考えます。
圓谷真唯 氏
夕暮れの、公園でしょうか。屋外で楽器を弾くのは気持ちがいいだろうな、と(自分は聴くばかりですが)想像します。この写真を見て急に思い出しましたが、私も高校時代に、赤いギターを持った男の子を芝生で撮影させてもらったことがありました。より鮮明な手元や全体の姿も見たくなってきます。
ZIGEN 氏
ノスタルジーを感じさせるレトロな空間ですが、除菌スプレーとマスク姿の女性がいることで2020 年の撮影だと気付かされてしまうところが良いです。手前左の冷蔵庫でしょうか?白い物体が画面のバランスを壊しているので、もう少し右にカメラを向けるか、もう少し左から撮ってもよかったかもしれませんね。
圓谷真唯 氏
駄菓子屋と、レトロなアーケードゲーム。温泉地などで今も見かけますが、ここはどこなんでしょうか。何十年もきっとこの姿のままなのでしょうが、ゲーム台の上のアルコール消毒ボトルと、マスク姿の女性を見ると、今年の夏頃に撮られた1枚でしょうか。レトロな雰囲気や光の入り方にとても魅力を感じます、好きな場所をたくさん写真に残してください。
ZIGEN 氏
ワンちゃんの寝顔?と爪が覗く片足が可愛い。身近に被写体がいるというのは幸せな事と捉え、犬や猫などに限らず、家族や仲の良い友達を被写体に自分だけの写真集を作ってみても良いかと思います。
圓谷真唯 氏
スクエアの写真の中いっぱいに、ポテッとした丸い顔面がぎゅうぎゅうに詰まっていて、可愛くてしかたないです。ちらりと見えている爪は動物感が強いわりに、手が小さくも見えて、ずっと見ていると何かわからなくなってくる感じも笑えてきます。
ZIGEN 氏
今回は第一回目でコロナ渦にもかかわらず多くの写真をみることが出来てよかったです。
「ハマってるモノコト」というテーマの中にも応募者それぞれの解釈があり表現があり選んでいて楽しかったです。スマートフォンのカメラの復旧に伴いカメラという特別な機械を持っていなくても誰でも手軽に写真が撮れる時代です。スマートフォンのカメラは日々の手軽さを生かしていつでもどこでも撮れ、その良さを活かした写真がたくさんありました。また本格的なデジカメの機能をしっかり使いこなした作品も多く見られました。多くの高校生の応募者のレベルの高さに驚いております。総評としてアドバイスをするとすれば撮影とは別に仕上げの部分でもうひと工夫されていればもっと良くなるのにと感じる写真が多かったです。フォトショップなどの少し知識の必要な写真加工ソフトを使用しなくても、インスタグラムの投稿時に使用できる編集機能は充分すぎるほどの機能がついています。そのような機能をうまく使いこなしてもう一つ上の仕上がりにこだわってみても良いと思います。インスタグラムの最大の特徴は言語よりも写真で世界の多くの人々とコミュニケーションできることです。即ちあなたが何気なくアップする写真は日本のみならず多くの国の人が同時に見ることが出来るのです。この特徴を活かして世界に向けて発信していくことも少し意識してみることをお勧めします。まだまだ皆さんはこれからどんどん成長していく段階です。今はまだ難しいことを考えずに日々写真を撮ることを生活の一部にして写真と遊び色々な表現に触れ好奇心旺盛に写真を楽しんでください。
圓谷真唯氏
「ハマってるモノコト」という今回のフォトコンテストのテーマでご応募いただいた写真を通して、今の時代を生きる高校生たちが何を見ているのかを知ることができるこの機会をとても楽しみにしていました。新型コロナウイルスの影響で特異な年である2020年現在を、どう感じ、過ごしているのか。写真というものは、意識せずとも時代というものが写っているひとつのメディアです。もちろん意識的に今という時代を写し込むこともできる。
結論からいうとすべての作品が、ハマってるモノ、自分が好きなものをまっすぐに捉えているポジティブな内容だったことにある種驚きました。同時に、まっすぐに好きなものを撮ることができる今という時間を、あらためて大切にしてもらいたいと感じました。やや悲観的に捉えがちな自分もちょっと前を向いて、ハマってるモノをまっすぐに残しておこうと、考えさせられました。直接お話したかったです。写真はおもしろいので、たくさん撮って、たくさん見て、自分の好きなように楽しんでほしいです。今回このような機会を与えていただき、ありがとうございました。
専門学校 東京ビジュアルアーツ
「高校生フォトコンテスト事務局」
〒102-0081 東京都千代田区四番町11
※お問い合わせは、メールのみとさせて頂いております。
ZIGEN 氏
友人と一緒に撮影に出かけてお互いに写真機を向け合ったのかカメラを構えた彼女の顔は見えませんが、きっと笑顔で覗いているのではと想像力をかき立てられます。逆光の美しい光によって際立つ被写体、そしてベビーカーを押して横切る女性とその後ろの男性、日常の中で過ぎていく時間の一瞬が切り取られ写真となって記録される。そして作者はこの写真を見る度にこの日の出来事やこの場の情景が記憶となって蘇る。写真の奥深さがたくさん詰まった素敵な作品です。
圓谷真唯 氏
フィルムカメラが今現在、特に若者を中心に再熱しているのを肌で感じていて、個人的にとても嬉しいです。写真用フィルムやフィルムカメラというものは、今の高校生にとってどれほどの馴染みがあるのか興味もあります。写真を撮ること自体を楽しんだり、1枚・1コマの写真を大切に思うことができる、ひとつのツールでもあるのかな。この写真は撮影者が光というものを敏感に、そして繊細に捉えているように思います。なんでもないものを大切なものとして手元に残す、写真というものにどんどんハマっていってほしいです。